毎朝、定時よりもずっと早く会社に来ている同僚や上司、あなたの職場にもいませんか?😓
「やる気があってすごいなぁ」と最初は思っていても、あまりにも早すぎると「もしかして、私たちが遅いのかな?」「なんだかプレッシャーを感じる…」と、モヤモヤしてしまうことってありますよね。実はその感覚、あなただけではないんです!
最近では、働き方改革が進む中で、この「早すぎる出勤」が職場全体の迷惑になったり、会社のリスクになったりするケースが増えています。
今回は、なぜ早く出勤する人が迷惑がられてしまうのか、その意外な理由と、彼らがなぜそんなに早く来るのかという心理、そして角を立てずに解決するための上手な対処法について、詳しく深掘りしてお話ししていきますね🌸
なぜ「早く出勤する人」は迷惑がられるの?その意外な理由
「早起きは三文の徳」なんて言葉がありますが、現代のオフィスにおいては、必ずしもそうとは限りません。むしろ、良かれと思って早く来ている行動が、周囲にとっては「正直やめてほしい…」という大きな負担になっていることがあるんです。ここでは、なぜ早すぎる出勤が迷惑になってしまうのか、その具体的な理由を3つの視点から詳しく解説していきますね。
上司や同僚への無言のプレッシャーになる
まず一番大きな問題は、周囲への心理的な圧迫感、つまり「無言のプレッシャー」です。これ、本当に辛いですよね💦
例えば、始業時間が9時だとします。あなたは余裕を持って8時45分に出社しました。「今日も頑張ろう!」と思ってドアを開けると、そこにはすでにバリバリ仕事をしている同僚の姿が…。しかも、机の上には書類が広げられ、パソコンのキーボードを叩く音がオフィスに響いている。そんな光景を見ると、定時前に来ているはずなのに、なぜか自分が「遅刻した」ような、悪いことをしているような罪悪感に襲われてしまいませんか?
日本人の気質として、どうしても「周りに合わせなければならない」という意識が働いてしまいます。特に、早く来ているのが上司や先輩だった場合、部下としては「上司より遅く来るわけにはいかない」と気を遣ってしまい、結果的に必要のない早出を強いられることになります。これが一人二人と連鎖していくと、部署全体が「早く来るのが当たり前」「定時ギリギリに来るのはやる気がない」という歪んだ空気感に包まれてしまうのです。
この「空気」こそが、職場の健全さを奪う一番の原因になります。本来、業務時間内にしっかりと成果を出せば何の問題もないはずなのに、滞在時間の長さや、朝の早さが評価の対象であるかのような錯覚を全員に植え付けてしまうんですね。これでは、子育て中の方や介護がある方、あるいは単に効率よく働きたいと考えている人たちが、非常に働きにくい環境になってしまいます。「あの人はいつも早いね」という称賛が、裏を返せば「あなたは早くないね」という無言の非難に聞こえてしまう。そんなギスギスした雰囲気が作られることが、迷惑がられる最大の理由なんです。
また、早く来ている本人は「自分は好きでやっているから、周りは気にしないで」と言うかもしれません。でも、現実に先に仕事をしている人がいれば、周りは絶対に気になります。「手伝おうか?」「電話が鳴っているけど取らなくていいのかな?」と、本来ならまだリラックスできるはずの始業前の貴重な時間を、気遣いで消費してしまうことになるのです。
鍵開けや掃除のタイミングが狂う
次に挙げられるのが、オフィスの管理やセキュリティ、清掃などの「物流・運用面」での迷惑です。これは実務的な問題として、総務担当者や管理職の方々を悩ませている大きな要因の一つです😓
多くの会社では、始業時間に合わせてオフィスの解錠ルールやセキュリティの解除時間が決まっています。しかし、極端に早く来る人がいると、その人のために誰かが特別に早く来て鍵を開けなければならなくなります。「鍵を持っているから大丈夫」という場合でも、セキュリティシステムが作動している時間帯に入室されると、警備会社への通知アラートが鳴ってしまったり、誤作動の原因になったりすることも。
また、清掃業者さんが入っているオフィスの場合、始業前の誰もいない時間帯を見計らって掃除機をかけたり、ゴミ回収をしたりするスケジュールが組まれています。それなのに、ポツンと一人だけ社員がいると、清掃スタッフの方は「あの人の周りは掃除機をかけにくいな…」「邪魔しちゃ悪いな」と気を遣ってしまい、十分に掃除ができなくなってしまいます。結果として、オフィスの美化が損なわれたり、清掃業者さんとの契約上のトラブルに発展したりする可能性さえあるんです。
さらに深刻なのが、防犯上のリスクです。広いオフィスにたった一人でいる状況は、外部からの侵入者に対して非常に無防備です。もし、その人が急に体調を崩して倒れてしまったら?誰も気づくことができず、発見が遅れてしまうかもしれません。会社としては、社員の安全を守る義務(安全配慮義務)がありますが、管理者がいない時間帯に勝手に出社されてしまうと、この安全管理が徹底できなくなってしまいます。
このように、一人の「早く仕事がしたい」という行動が、鍵の管理をする人、掃除をする人、そして会社全体の安全管理体制にまで、ドミノ倒しのように影響を与えてしまうのです。「自分一人くらい大丈夫だろう」という軽い気持ちが、実は多くの人の業務フローを乱しているという事実に、本人はなかなか気づいていないことが多いのが悩ましいところですよね。
コンプライアンス・労務管理上のリスク
そして3つ目が、現代の企業にとって最も恐ろしい「法律・コンプライアンス」の問題です。ここ数年、働き方改革関連法が施行され、労働時間の管理は以前とは比べ物にならないほど厳格になっています。
結論から言うと、会社に黙って早く来て仕事をすることは、会社にとって「未払い残業代」という爆弾を抱えさせる行為になりかねません。「勝手に来ているんだから、残業じゃないでしょ?」と思うかもしれませんが、法律の解釈はそう単純ではないのです。
もし、その人がパソコンを開いてメールを返していたり、資料を作っていたりすれば、それは客観的に見て「労働」です。会社側がそれを知っていながら黙認していた(見て見ぬふりをしていた)場合、それは「黙示の指揮命令」があったとみなされ、労働時間としてカウントされる可能性が非常に高いんです。つまり、後になって「朝の早出分、過去2年分さかのぼって残業代を払ってください」と請求されたら、会社は数百万単位のお金を支払わなければならないリスクがあります。
また、労働基準法では労働時間の上限が決められています。勝手に早出して働くことで、知らず知らずのうちに「36協定(サブロク協定)」で定められた残業時間の上限を超えてしまい、会社が労働基準監督署から是正勧告を受ける…なんてことにもなりかねません。会社としては、社員を守るために「長時間労働をさせない」という方針を立てているのに、勝手な早出はその努力をすべて無にしてしまう行為なんです。
さらに、「労災」の問題もあります。始業1時間前に勝手に出社して、オフィスの階段で転んで怪我をしたとします。この場合、「業務中の災害」として認められるかどうかが争点になりますが、会社が許可していない時間帯の事故だと、労災認定がスムーズにいかない場合もあります。逆に、業務と認められれば、会社は「安全配慮義務違反」を問われるかもしれません。どちらに転んでも、会社にとっては頭の痛い問題です。
このように、早く出勤するという行為は、単なる「やる気のアピール」では済まされず、会社全体を巻き込んだ法的なトラブルの火種になる可能性があるのです。だからこそ、多くの企業が今、「早すぎる出勤」に対して厳しい目を向け始めているんですね。
早く出勤してしまう人の心理とは?
周りがこれだけ迷惑だと感じていても、当の本人はなぜ毎朝そんなに早く来てしまうのでしょうか?「もしかして、家にいたくないのかな?」「仕事が大好きなのかな?」と不思議に思いますよね。彼らの行動を変えてもらうためには、まずその心の奥にある「心理」や「背景」を理解することが大切です。実は彼らなりの切実な事情や、悪気のない勘違いがあることが多いんですよ。ここでは代表的な2つの心理パターンを紐解いてみましょう。
「早く来る=やる気がある」という古い価値観
まず一つ目は、仕事に対する価値観が少し前の時代で止まってしまっているパターンです。特に、昭和から平成初期の企業文化を強く引きずっている世代や、体育会系の組織で育った人に多く見られます。
かつての日本では、「一番に出社して鍵を開けるのが新人の役目」「定時より早く来て机を拭いておくのが美徳」といった教育が当たり前のように行われていました。そうした環境で成功体験を積んできた人たちは、「朝早く来ることは、それだけで素晴らしいことだ」「勤勉さの証だ」と本気で信じています。彼らにとって早出は、やる気のアピールであり、会社への忠誠心を示すための儀式のようなものなのです。
このタイプの人は、自分が早く来ることで周りに迷惑をかけているなんて、夢にも思っていません。むしろ、「自分はこんなに頑張って会社に貢献している」「誰よりも早く仕事を始めている自分は優秀だ」という自己肯定感に浸っていることが多いのです。だからこそ、周りが迷惑そうな顔をしても気づきませんし、逆に「最近の若い人はギリギリに来てけしからん」と、自分の価値観を正当化して他人を批判する材料にしてしまうこともあります。
また、単純に「仕事が趣味」というワーカーホリック気味な人もここに分類されます。彼らはプライベートの時間よりも仕事をしている時間の方が落ち着くため、誰にも邪魔されない早朝のオフィスを「聖域」のように感じています。電話も鳴らず、話しかけられることもない静かなオフィスで、自分のペースでタスクを消化することに快感を覚えているのです。この「自分だけの特別な時間」を守りたいという欲求が、早出を続けさせる強力なモチベーションになっています。
しかし、現代のビジネスで求められているのは「長時間働くこと」ではなく「時間内に効率よく成果を出すこと」です。この価値観のズレが、周囲との摩擦を生んでしまっているんですね。彼らの「良かれと思って」という善意が、皮肉にも職場の空気を重くしてしまっているのが現状です。
家に居場所がない・通勤ラッシュを避けたい
二つ目は、仕事への熱意というよりは、個人的な生活事情や不安回避のために早く来ているパターンです。実はこのケース、かなり多いんです。
日本の通勤ラッシュは、世界的にも過酷なことで知られていますよね。満員電車に揺られて押しつぶされながら出勤するだけで、会社に着く頃にはもうクタクタ…なんて経験、誰にでもあると思います。繊細な人や、人混みが苦手な人にとって、この通勤ラッシュは恐怖でしかありません。そこで、「少し時間をずらせば座って快適に来られる」という理由で、始業の1時間も2時間も前に家を出る選択をします。
彼らにとって、早く会社に来ることは「仕事がしたいから」ではなく、「快適に移動したいから」という防衛本能の結果なのです。会社に着いてしまえば安心できますし、遅延で遅刻するリスクもゼロになります。真面目すぎる性格ゆえに、「万が一電車が止まったらどうしよう」という不安が強く、極端な早め行動をしていないと落ち着かないという心理も働いています。
また、少し切ない理由ですが、「家に居場所がない」「家庭の事情で早く家を出なければならない」というケースもあります。例えば、夫婦関係が冷え切っていて家にいるのが気まずい、朝の家庭内の喧騒から逃れたい、あるいは家族の生活リズムに合わせて家を出ざるをえない、といった事情です。彼らにとって会社は、仕事をする場であると同時に、家庭というストレスから解放される「避難所(シェルター)」のような役割を果たしているのかもしれません。
さらに、「会社で朝食を食べたい」「会社のWi-Fiを使って動画を見たい」といった、少し公私混同に近い理由で早く来る人もいます。「家の電気代が浮くし、空調も効いていて快適だから」と、まるでカフェ代わりにオフィスを利用している感覚です。
このように、早出の理由は「やる気」だけではありません。不安、回避、家庭環境、そして個人的な利便性など、様々な要因が複雑に絡み合っています。だからこそ、単に「来るな」と頭ごなしに否定してしまうと、彼らは行き場を失って追い詰められてしまう可能性があることも、理解しておく必要がありますね。
迷惑な早出勤をやめさせるための上手な対処法
心理はわかったけれど、やっぱり迷惑なものは迷惑!なんとかしてやめてもらいたいですよね。でも、相手の機嫌を損ねたり、職場の雰囲気を悪くしたりするのは避けたいところ。そこで、相手を傷つけずに、かつ効果的に早出をやめてもらうための「大人の対処法」を2つご紹介します。ポイントは「あなた個人の感情」ではなく、「会社のルールや仕組み」を理由にすることです✨
会社としてルールを明確化する
個人の話し合いで解決しようとすると、どうしても「感情論」になりがちです。「迷惑だからやめて」と言うと、相手も「一生懸命やっているのになんだ!」と反発してしまいます。そこで最も効果的で角が立たないのは、会社全体の「公式ルール」として規制してしまうことです。
まずは、就業規則やオフィスの利用規定を見直しましょう。「始業時間の30分前より早い入室は原則禁止」といった具体的なルールを明文化するのがベストです。そして、それを個別に伝えるのではなく、全体への通達としてアナウンスします。「セキュリティ強化のため」「働き方改革の一環として」という大義名分を使えば、特定の誰かを攻撃しているようには見えません。
さらに物理的な制限を加えるのも有効です。例えば、オフィスの電子錠を始業〇分前までは開錠しない設定にする、サーバーへのアクセス制限をかける、空調や照明を一括管理して早い時間には点かないようにする、といった方法です。「行っても入れない」「行っても仕事ができない」環境を物理的に作ってしまえば、相手も諦めて時間を調整せざるをえなくなります。
また、勤怠管理システムを厳格化するのも一つの手です。入退室ログと勤怠打刻の乖離(かいり)をチェックし、あまりにも差がある場合はアラートが出るようにします。そして、人事部や総務部から「入室時間が早すぎます。業務命令のない早出は労務管理上問題になりますので、控えてください」と事務的に通知を送ってもらいましょう。
ポイントは、現場の同僚や直属の上司が注意するのではなく、「会社という組織」「システム」がNGを出しているという形にすること。これなら、言われた本人も「会社の決まりなら仕方ないか」と納得しやすくなりますし、注意する側も「私が言いたいわけじゃなくて、総務から言われているから」と逃げ道を作ることができます。
もしあなたが経営層や管理職に提案できる立場なら、「光熱費の削減」や「セキュリティリスクの回避」といった経営的なメリットを添えて、ルールの明文化を提案してみるのも良いでしょう。会社にとってもメリットが大きい話なので、意外とスムーズに採用されるかもしれませんよ。
角を立てずに本人に伝える伝え方
そうは言っても、すぐに会社のルールを変えるのは難しい…という場合もありますよね。そんな時は、直接本人に伝える必要がありますが、ここでも「伝え方」に一工夫が必要です。真っ向から否定するのではなく、相手の「勤勉さ」を認めつつ、「心配している」というスタンスで話すのがコツです。
× 悪い例:「毎日早く来られると迷惑なんです。やめてください。」 これでは喧嘩になってしまいますよね💦
○ 良い例1(労務リスクを強調する) 「〇〇さん、いつも朝早くから頑張っていてすごいですね。でも、最近は労基署のチェックも厳しいみたいで、会社から『早すぎる出勤は残業とみなされる可能性があるから注意するように』って言われているんです。〇〇さんが注意されたら私たちも悲しいので、もう少し時間を調整してきてもらえませんか?」
このように、「私」ではなく「労基署」や「会社」を主語にして、「あなたを守るために言っている」というニュアンスを出します。これなら相手のプライドを傷つけずに済みます。
○ 良い例2(セキュリティや掃除を理由にする) 「実は清掃業者さんから相談があって、朝早くだと掃除機がかけられなくて困っているそうなんです。オフィスを綺麗に保つために、入室は〇時からにお願いできませんか?」 「セキュリティの関係で、一人の時間の安全確保が難しいと総務が心配していました。」
これも事実に基づいた理由なので、相手も反論しにくくなります。「誰かの迷惑になっている」ということを、客観的な事実として伝えることが大切です。
○ 良い例3(通勤ラッシュが理由の人への提案) もし相手が「満員電車が嫌だから」と言っている場合は、共感しつつ代替案を出してみましょう。 「わかります!あの満員電車は地獄ですよね。でも、オフィスが開くのを待つのは大変でしょうから、近くのカフェでモーニングを食べてから来るのはどうですか?朝活みたいで優雅ですし、気持ちよく仕事に入れますよ☕」
オフィスに来る時間を遅らせるのではなく、「会社の近くまでは来ていいけど、オフィスには入らない」という選択肢を提示してあげるのです。これなら、相手の「ラッシュを避けたい」という目的は達成されますし、職場の迷惑も解消されます。
大切なのは、相手を「排除」しようとするのではなく、お互いが気持ちよく働ける「妥協点」を一緒に探す姿勢です。柔らかい言葉選びと笑顔を忘れずに、でも内容はキッパリと伝えていきましょう。そうすれば、きっと職場全体の空気も良くなっていくはずですよ🌸
まとめ
いかがでしたか?「早く出勤する人」に対するモヤモヤ、少しスッキリ整理できたでしょうか?
一見「真面目で良いこと」に見える早出勤ですが、現代の職場では**「無言のプレッシャー」「管理上の迷惑」「法的リスク」**という3つの大きな問題を引き起こす可能性があります。
また、早く来る人たちにも**「古い価値観」や「不安・家庭の事情」**といった、彼らなりの深い理由があることもわかりました。ただ単に「迷惑だ!」と切り捨てるのではなく、その背景を知ることで、少し冷静に対処できるようになるはずです。
解決のためには、以下のポイントを意識してみてくださいね。
- 感情的にならず、会社のルールや法律を盾にする🛡️
- 物理的な制限(施錠時間など)を設けるのが一番効果的🗝️
- 本人に伝える時は「あなたのため」「心配している」というスタンスで😊
- カフェでの朝活など、オフィス外での時間の使い方を提案してみる☕
職場は1日の大半を過ごす場所。だからこそ、一部の人だけでなく、全員が心地よく、そして対等に働ける環境を作っていきたいですよね。
「明日から少し、勇気を出して行動してみようかな?」 この記事が、そんなあなたの背中をそっと押すきっかけになれば嬉しいです。無理せず、あなたのペースで、働きやすい環境を整えていってくださいね✨
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